慎重で恥ずかしがり屋なAくんとのエピソードが、すごく印象に残っています。
入園当初は表情も固くて、身体も緊張している様子でした。友だちに話しかけられても、プイッと背中を向けて、自分だけに聞こえるくらいの小さな声で返す…みたいな姿がよく見られました。
Aくんが安心できる環境や、好きなことは何だろうと日々考え、関わりを重ねるうちにAくんの力が抜けていって、徐々に心を開いてくれているのが伝わってきたんです。その頃から、私自身もAくんと歩調が合い始めたような、不思議で、でもすごく心地いい感覚がありました。
その後Aくんが周りの友だちと積極的に関わるようになって、笑顔が増えていく姿をそばで見守れたことは、保育士として本当に嬉しくて、忘れられない経験です。
